パスカルの原理

$$ 圧力P=\frac{力F}{面積S} $$


$\mathrm{[N/m^2]}=\mathrm{[Pa]}$

圧力:物体の表面あるいは内部の任意の面に向かい垂直に押す力
応力:物体に外力が加わるとき、それに応じて物体の内部に生ずる抵抗力

圧力:物体にかかる外力
応力:外力に応じてかかる内力

パスカルの原理

密閉容器中の流体は、その容器の形に関係なく、ある一点に受けた単位面積当りの圧力(=力$F$)をそのままの強さで、流体の他のすべての部分に伝える
→力$F$によって生じた圧力$P$は、全方向に等しくかかる

例:
物体$A$の重量によって力$F_1$が面積$S_1$にかかったとする。
このとき圧力は、パスカルの原理からFig1の青矢印であり、圧力$P_1$と圧力$P_2$は等しい。
(容器の壁には反作用がかかるので、0とする)

$$ \begin{aligned} P_1=&P_2\\ \frac{F_1}{S_1}=&\frac{F_2}{S_2}\\ F_1\frac{S_2}{S_1}=&F_2 \end{aligned} $$


つまり流体によって、力は面積が大きいほど増大する(圧力は同じ)

Fig1